山登りブログ:日出が岳20191004

大杉谷を遡って大台ケ原へ

登山日:2019年10月4,5日

登山形態:公共交通機関を使って3人グループで

登山ルート:大杉谷登山口→シシ淵→桃の木小屋(泊)→崩壊地→堂倉滝→シャクナゲ平→日出が岳→大台ケ原駐車場

 

(1)マンションの登山仲間3人で大杉谷を「探検」してきました。10月4日7時50分、名古屋駅12番ホームに集合です。一人は前日泊、一人は夜行バスで朝到着、もう一人は首都圏を朝立って新幹線でと3人3様ですが、無事合流出来ました。JR南紀1号(ディーゼルカーだ)で三瀬谷まで行き、道の駅「おおだい」からバスに乗ります。1時間半かかって登山口に着き、12時に登山開始です。写真は登山口道標ですが、当日は桃の木小屋まで6.2㎞を歩きます。

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(2)のっけから写真のような渓谷に沿った岩場・鎖場の道になります。

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(3)渓谷を渡る地点も多く、何回も吊橋を歩く場面が出てきます。

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(4)約1時間で京良谷出合に着き、出合は川原になっているので休憩します。

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(5)ん、足元に何かいると感じて飛びのくとマムシでした。後で聞くと、地図にもマムシ注意と書いてあるそうです。

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(6)更に渓谷に沿った岩場・鎖場の道を進みます。

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(7)千尋滝に着きました。随分と高い岩壁から水が流れ出しています。さすがに1000尋(=約1800m)はありませんが、それだけ高いということでしょう。

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(8)渓谷に沿って岩場・鎖場は続きます。

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(9)シシ淵、ニコニコ滝などを通過し、写真は平等嵓の吊橋です。長~くて高~い吊橋でした。

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(10)歩くこと4時間半、やっと当日の宿・桃の木小屋に着きました。渓谷、崖の道、岩場・鎖場、吊橋、う~ん、「探検」と呼ぶことを許してもらおう。小屋には風呂があり、当日の宿泊客は10人で、気持ちよくゆったりと眠ることが出来ました。

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(11)翌5日は6時半出発。前日に続き、渓谷に沿った岩場・鎖場の道になります。

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(12)40分ほど歩いて七つ釜滝です。

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(13)渓谷の上流に向かうので、道のこうば勾配は前日よりは急になったようです。岩場の道が濡れていると滑りやすいので、しっかりと鎖を掴んで登ります。

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(14)

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(15)

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(16)このルートは、一時期、崖の崩落のため通行止めになっていたようです。今は通り抜け出来るように整備されましたが、崩落地点は崩壊地という名で地図上に残りました。崩壊地にだんだんと近付いてきました。

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(17)崩壊地を通り抜けます。崩れた大岩の間を小さい岩や砂利で埋めて道が造られています。岩に塗られたペンキマークを外さないように歩きます。

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(18)歩くこと2時間半、堂倉滝に着きました。やれやれ大杉谷はここで終了、これから渓谷を離れて山の登山道になります。

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(19)結構急勾配のシャクナゲ坂を登り、シャクナゲ平を通過して、写真は日出が岳頂上近くの登山道です。

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(20)そして歩くこと6時間、ようやく日出が岳の頂上に着きました。快晴です。

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(21)日出が岳は大台ケ原の一角にあり、山頂からは360度の眺望となります。こちらは熊野灘方面。

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(22)こちらは大台ケ原の正木峠方面。

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(23)そして大峰山方面の山並です。健脚の一人は大台ケ原周回コースに向かい、名勝・大蛇嵓を観て駐車場/バス停まで戻りましたが、軟弱な2人は最短ルートを選択します。最後は3人無事でバスに乗り、よかったよかった。

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山登りブログ:岩手山20190927

快晴に恵まれた登山

登山日:2019年9月27日

登山形態:車を使っての単独行

登山ルート:馬返し登山口→(旧道)→八合目避難小屋→不動平→(右回り)→岩手山頂上→(右回り)→不動平→八合目避難小屋→(新道)→馬返し登山口

 

(1)前日は八王子の自宅を4時40分に出発、高速で首都圏を抜けて、とりあえず道の駅「きたかわべ」で朝食のおにぎりを食べます。その後は、下道を道の駅で休憩しながら東北へと走りますが、東北はなんと遠い!広い! 夕方6時過ぎにやっと道の駅「平泉」に着きました。暗くなって運転するのはイヤなので、ここで車中泊します。写真はふもとから見た岩手山です。

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(2)当日は4時30分に出発。残り約100㎞を、高速を使って馬返し登山口まで行き、6時15分に登山開始です。写真は岩手山の案内板です。

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(3)最初は樹林帯を登っていきますが、高度が上がると低木~岩稜帯になってきます。快晴です。

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(4)見晴らしがよくなってきて、下界の景色が眺められます。遠くに見える高い山は、岩手県の誇る早池峰山です。

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(5)紅葉も始まっています。

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(6)写真のような登山道を辛抱強く登っていきます。

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(7)ウスユキソウが咲いていますが、ハヤチネウスユキソウとは少し違うようです。

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(8)岩稜帯を登り切って台地の上に出ると、ついに岩手山が姿を現します。美しい曲線を描いていますが、稜線の向こうは火口になっています。

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(9)オンタデ?が紅葉していました。

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(10)出発から3時間、9時15分に八合目避難小屋に着きました。避難小屋は新しくて広くて100人くらいは泊まれそうです。広場の脇に水場があり、湧水が溢れていました。

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(11)小屋で少し休憩した後、不動平を経由して山頂を目指します。

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(12)ザクザクと歩きにくい登山道を火口まで登り、火口の縁を回って最高点に向かいます。写真の右端が頂上です。

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(13)登ること4時間、10時15分に岩手山(標高2038m)山頂に到達しました。岩手山は山の総称で、最高点には薬師岳という名が付いています。

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(14)火口の中央には、どのようにして出来たものか、妙高岳という丸い山があり、その向こうには早池峰山が展望できます。

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(15)火口を一周し、八合目避難小屋に戻ってあんぱんとカップラーメンの昼食を食べ、湧水で淹れたコーヒーを飲んでから下山にかかります。下山は新道を下りましたが、ずっと樹林帯が続き展望は余りありません。写真はナナカマドの紅葉です。

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(16)ガマズミ?の紅葉です。

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(17)午後2時過ぎに駐車場に戻ってきました。やれやれです。

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(18)折角東北に来たので時間と距離の有効活用、翌日は八幡平に行くことにして、写真の道の駅「にしね」で車中泊します。「平泉」もそうでしたが、東北の道の駅はトイレ・洗面所が充実しています。トイレが主建家に取り込まれていて、ラウンジが併設され、暖房便座・ウォシュレット付き(関東は概ね別棟、冷暖房なし、暖房便座・ウォシュレットも当然なし)でした。寒さの関係もあるかもしれませんが、関東地区の道の駅のトイレの改善を望みます。

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山登りブログ:木曾駒ヶ岳20190812

バスとロープウェイで楽々登山

登山日:2019年8月12日

登山形態:車を使っての単独行

登山ルート:ロープウェイ千畳敷駅→木曾駒ヶ岳(往復)

(1)前夜、道の駅・南アルプスむら長谷で車中泊し、当日朝6:20にシャトルバスの出る菅の台バスセンターに着くと、もう駐車場は満杯で第2駐車場へ追いやられます。夏休みの真っ只中だもんね。バスで30分、ロープウェイで7分で標高2640mの千畳敷駅に8:00着。移動よりも待ち時間の方が長い。歩き始めて、写真は眼下に広がる千畳敷カール(氷河の跡)と、写真上部に千畳敷駅です。

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(2)南には南アルプス連山の眺め、右端には富士山も見えています。

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(3)千畳敷カールの端っこから八丁坂を登っていきます。どう!この人の多さ!

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(4)登山道の脇にチシマギキョウが咲いていました。

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(5)八丁坂を登り切ると乗越浄土で、写真はそこから見える中岳です。木曾駒ヶ岳は中岳を越えていきます。

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(6)中岳(標高2925m)の頂上まで登ると、やっと木曾駒ヶ岳を見ることが出来ます。

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(7)10時に木曾駒ヶ岳(標高2956m)の頂上に着きました。千畳敷駅から2時間、ロープウェイを使えば比較的簡単に登れて、ガイドブックでは初級者向きとなっています。しかしこれは好天の時の話、悪天候の時は要注意です。

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(8)山頂にも沢山の登山者がいます。

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(9)山頂からは西に噴火事故のあった御嶽山が見えます。山頂一帯はまだ茶色ですね。

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(10)北には保高連峰・槍ヶ岳が見えます。

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(11)山頂で暫く休憩しおにぎりを食べて、馬の背という周回コースから下山します。歩いているとガサツな感じの若い3人組に追い越されます。彼らが立ち止まって何か写真を撮っているので、何かと聴くとクジャク蝶だと答えます。ガサツに見えた若者たちですが、意外な趣味に感心します。

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(12)山地図では馬の背コースにコマウスユキソウの表記がありましたが、気が付いたのは2,3株だけでした。

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(13)中岳を経由して八丁坂を下ります。当然のことですが、下りも人が多い。

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(14)千畳敷カールまで下って、カール内の周回コースを歩きます。写真はどこにでも咲いていたキオンです。

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(15)秋の花トリカブトが咲き始めています。

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(16)これはハルリンドウ

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(17)カール内のキンバイソウの群落。

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(18)カール最下部に剣が池があり、大勢の人が休んでいます。

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12時に千畳敷駅に戻ってきましたが、ロープウェイは40分待ち。整理券をもらい駅の売店など見て時間をつぶします。無事駐車場に帰り着いて一般道を走り、温泉施設のある道の駅・信州蔦木宿までいき、ぬるくて心地よい露天風呂に長~くつかって体を休めました。

 

山登りブログ:鹿島槍ヶ岳20190801

鹿島槍ヶ岳から槍ヶ岳が見えた

登山日:2019年8月1日

登山形態:公共交通機関を使って3人グループで

登山ルート:扇沢鹿島槍ヶ岳(往復、途中冷池山荘で1泊)

 

(1)マンションの登山仲間3人で鹿島槍ヶ岳に登りました。7月30日夜、高速バスで新宿を発ち、翌朝5時20分に登山基地・扇沢に着きます。簡単に朝食を済ませ、さっそく柏原新道を登ります。写真は登山道から見えた、扇沢(バスターミナル/駐車場)と背後の蓮華岳です。

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(2)柏原新道は風がなく暑くて閉口しましたが、4時間強登って、10時にやっと尾根上の種池山荘に着きました。山荘周りはコバイケイソウのお花畑になっています。

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(3)コバイケイソウのアップ。

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(4)チングルマも群落を作っています。

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(5)山荘で一休みして、今度は高原の尾根道を爺が岳に向かいます。爺が岳は南峰、中峰、北峰からなり、最高峰・中峰に立ち寄ります。

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(6)中峰と北峰の間の砂地にコマクサが咲いていました。

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(7)チシマギキョウも咲いています。思いがけず珍しい花に出会うと嬉しい。

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午後2時半頃、今夜の宿・冷池(「つべたいけ」と読むらしい)山荘に着きました。1杯900円の生ビールと苦労して運んだ赤ワインで乾杯しました。

 

(8)8月1日、4時半起床、5時朝食、5時半に出発して鹿島槍ヶ岳を目指します。稜線を登っていきますが、晴れる気配はあるものの雲はなかなかとれません。

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(9)あと少しで頂上だなぁという頃、雲がとれてきました。

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(10)7時40分頃に鹿島槍ヶ岳(南峰、標高2889m)頂上に着きました。ちょうど雲が切れて見晴らしがいい。

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(11)鹿島槍ヶ岳は双耳峰で北峰(標高2842m)もありますが、二峰を隔てる谷は深く大変そうなので、行くのは止めました。遠くに先っぽのとんがった槍ヶ岳が見えました(写真右側)。

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(12)8時15分頃から下山に移ります。来た道を引き返します。

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(13)花の写真を撮りながらゆっくり下ります。これはイブキジャコウソウ。

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(14)チシマギキョウ

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(15)アカモノ

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(16)シャクナゲは種類が多く名前が分かりません。これはアズマシャクナゲ

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(17)コマクサ

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(18)爺が岳に向かう団体さんとすれ違います。山には雲がかかり始めていました。

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(19)コオニユリ

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種池山荘に午後1時、扇沢に午後4時15分に帰り着き、バスで信濃大町駅に出ました。その日は駅近くの旅館でゆっくりと汗を流しました。